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Ⅱ：災難は突然に
※曖昧な記憶を元に書いているため、若干事実と異なる部分もあることをご了承下さい。

その女に出会ったのは、ある晴れた日のことだった。

ジャグナーで一服していた時、災難は何の前触れもなく現れたのだ。
今にして思えば、あの時に即座に逃げておくべきだった･･･

思い出すもおぞましい恐怖体験を･･･この場を借りて語るとしよう。

ジャグナーで軽く休憩を取っていた時、
１人の黒髪ヒューム女が座り込む私の前で立ち止まった。
ただ立ち止まっただけ･･･特に不審な素振りがあったわけでもなかったので、
私は懐からセブンスターメンソールライトを取り出し、一服し始めた。

女が口を開いたのはその時だった。

ソルリ「はじめまして。私の名前はあずみ」

アリアン「･･･いや、名前違うしっ！！（ツッコミ）」
ソルリ「必殺技はセクシービームよ。ふふふ、ちなみにリボンがトレードマーク♪」
アリアン「いや、そんなこと聞いてへんし･･･ってかツッコミは無視かいｗ；」

ソルリ「貴方、なかなか気に入ったわ･･･付いてらっしゃい」
アリアン「へ？ど、どこに？？てか、ワイ･･･これから用事が･･･」
ソルリ「ありがと♪やっぱり私の見込んだ通りの人ね^^」
アリアン「ちょ、ちょっと･･･人の話聞いてるか？？（汗）」

そう･･･この時逃げておけば･･･
今更悔やんでも何もかも後の祭りであった。

私は不審に思いつつもとりあえず付いて行くことにした。
辿り着いたのは、ダングルフの涸れ谷であった。

ソルリ「ふふふ、私の実家へようこそ♪^^」
アリアン「･･･実家っ？！（がびーん）」
ソルリ「そうね、例えるなら鍋に入れるのは豚肉より鶏肉派ね。」
アリアン「いや･･･ワイはどっちか言うたら豚肉派で･･･」

ソルリ「あら？分かってくれるのね？感激だわ！ヒナ感激！」
アリアン「あんたさっきあずみ言うたやん？！ヒナなんかいっ！」
ソルリ「ごちゃごちゃ五月蝿い男は嫌い･･･殺すよ？」
アリアン「ひ、ひいぃぃぃぃぃぃーーっ？！（汗）」

この女は危険だ･･･
何とか逃げ出す機会を伺いつつ、女の実家へと招待されてみる。
出迎えたのは･･･ウサギだった。

ソルリ「紹介するわ。私のペットのチョッパーよ。」
ソルリ「ぱっと見ウサギに見えるけど、実は青鼻のトナカイなの。」
アリアン「いや･･･どっからどー見たってウサギなんですが･･･（汗）」

ソルリ「ごたくはいいわ･･･さ、チョッパーお客様にお茶を出して♪^^」
アリアン「お茶？！お茶て･･･ウサギに･･･」

心なしかウサギも困惑気味である･･･
当然のことながら、お茶など出ようハズもなく･･･

ソルリ「お茶出せって言うとんのが聞こえへんのかゴラァ！！」

ザシャァァァーーーーーーッ！！

アリアン「ぎゃ、ギャアァァァァァァァァ！！ゴメンナサイ！！（涙）」

に、逃げなきゃ･･･逃げなきゃいつか殺られる？！（震）

アリアン「･･････あ」

ソルリ「うふふ･･･私、強い男は大好きよ（微笑）」
ソルリ「そうね、例えるなら･･･超人強度１０００万くらいの男がいいわ。」
アリアン（こ、この女と会話するんは無理やな･･･）

と、逃げる機会を覗っていたら、女はとんでもないことを言い出した。

ソルリ「紹介するわ。私のパパよ。」
ソルリ「こちら、私のフィアンセのケビンよ^^」

アリアン「パパ？！ゴブリンがパパ？！てか、フィアンセ？！つか、ケビンって誰？！」
アリアン「あぁもぉ！どっからツッコめばええねん！！（焦）」

ソルリ「何？貴方、私の趣味にケチつける気？ケビン＝ベーコンは最高だわ！」
アリアン「･･･また、微妙な趣味してまんな（汗）」

ソルリ「紹介するわ。私のママよ。」

アリアン「･･････。」

耐え切れなくなった私は、ここで踵を返して走り出した。
もう必死だった･･･とにかく、一刻も早くこの女から逃れたかった･･･

が、女は執拗に追いかけて来た。

ソルリ「逃がさないわ！」
アリアン「だぁぁ！ひつこい！追いかけてくんなっ！！」

アリアン「お嬢さん･･･君の気持ちは嬉しいが、私には将来を誓い合った人が･･･」
ソルリ「そうね。ハネムーンは九州で馬刺しを食いましょう。」
アリアン「･･････。」

アリアン「お嬢さん･･･私はあずみはあんまし好きじゃないんだ･･･」
アリアン「どっちか言ったらバチスタ手術の方が興味津々なんだよ･･･」
ソルリ「ひ、ひどいっ！ひどいわっ！！私を捨てるのね！！（涙）」
ソルリ「あの日の誓いは嘘だったの？！私を騙したのね！！」
アリアン「･･･な、何か知らんが通じてくれたみたいで、一安心･･･」
アリアン「と、とにかく･･･諦めてもっと別な男を見つけてくれ･･･（汗）」

ソルリ「許さない！許さないわ！復讐してやる！」

このとんでもない災難は･･･
まだまだ･･･

つづく

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