第63話:コ○ンの悪事
※曖昧な記憶を元に書いているため、若干事実と異なる部分もあることをご了承下さい。


ヴァナ・ディールは、夏祭の真っ最中。

た〜まや〜♪

街中には軽快な祭囃子が流れ、夜空は艶やかな花火に彩られる。
国を守る兵士達、また冒険者達や一般市民・・・あらゆる人々が祭りのために街へと集う。 そして、各々が思い思いの浴衣に身を包み、日々の些事を忘れて祭りへと興じているのだ。


そんな最中のことだった。



一組の男女が祭りの喧騒に紛れ、悪事を企てていようなど・・・果たして、誰に予想し得たことであろうか。

ククク

−−−バストゥーク裏路地−−−

「ククク・・・待っとったで。決心は出来たようやな。」
「・・・・・・。」

それは、目つきの悪い男と、思いつめたかのような表情をした女であった。

「・・・アイツが、アイツが悪いのよ。」
「その通り。アンタにとって奴は邪魔者でしかない。目の上の炭坑夫みたいなもんや。」
「そう、ワタシは・・・主役になりたい。そうよ!ぜ〜ったいあんな奴より、私が主役の方が売り上げもアクセスも数倍に膨れ上がるに決まってるワ!」

「ククク、そのためには・・・分かってるんやろな?」
「・・・もちろんヨ!決まってるじゃない。」


「アイツを・・・」





「・・・殺るワ!」

クハハ

「ククク、アンタにそれが出来るんか?血を分けた双子の片割れを・・・殺れんのか?」

ぶ〜ぶ〜〜

「何よ!馬鹿にしないでよネ!殺るって言ったら殺るんだから!も〜〜」

「ククク、その言葉が聞ければ十分や。アンタは黙ってワイの言う通りに動いてくれたらええ・・・人1人消すんなんかちょろいもんや。」
「・・・高いお金払ったんだからとーぜんでショ!」
「計画は万事抜かりなく。次の日にはアンタが主役で・・・ミリオンヒット間違いなしや。クク、ククククク」

・・・フン

「フン・・・調子のいい男ねぇ。私が何も知らないとでも思ってるの?」
「・・・なんや?何が言いたいんやお嬢ちゃん」
「アイツを消すのは、貴方の利益にも繋がるってこと。」
「クク・・・おもろい冗談やな。」

「悪いけど、貴方のことちゃ〜んと調べさせてもらったワ。」
「な、何やてっ?!(がびーん)」

「ナナーミーゴに告白してフラれた回数が3桁超えてる、とか・・・」
「・・・ぐっ」
「セミ・ラフィーナにラブレター送ったら、天の塔の掲示板に晒されたとか・・・」
「・・・・・・ぐぁっ」
「ジャコ・ワーコンダロ様の寝室に夜b・・・」
「って、待てぇ!!何も関係ないことばっかやんけっっ!!」

・・・契約完了や

「ま、アイツをあんまり甘く見るな・・・ってことヨ。」
「ふん、アンタもあんまワイを甘く見んこっちゃな・・・受けた依頼は必ず成功させるんがワイの信条や。必ず殺すと書いて・・・必殺や!」

「じゃぁ、計画を急ぐことネ!じゃないと・・・また無責任な押し付けを食らうわヨ?」
「う、そこまで知られてたんか・・・そうや、奴を殺らんと・・・ワイに安寧はない・・・」
「アイツの押し付けは、生半可じゃないワ。現に、それを苦にしてちょっとエロい丼屋も閉店に追い込まれたってう・わ・さ」
「や、やはり奴が黒幕か・・・これは、世のため人のためにも・・・一刻も早く消さんと・・・」
「・・・フフフ、頼りにしてるワ♪」




後のガルカ(うわっ、うわぁっ?!とんでもない会話聞いちゃった!う、うわ・・・ど、どーしよ?!どーしよぅ?!)






−−−次の日−−−


アッハッハ!

「アッハッハ!話は聞きましたよ!!」

よく来たな

「ぬぉっ?!キサマはモグs・・・げふっ、殺し屋M!待ってたぞ。てか、アンタ引退したんちゃうかったんか?」
「ふふふ・・・僕以外の誰があの男を殺れるってんです?」

ふふふ

「ちょ、ちょっとぉ〜ホントにこんな奴に任せて大丈夫なの〜?」
「ふふん、僕が引退してた間、何もしてなかったとでも思ってるんですか?ま、見てて下さい。」

やぁっ

「やぁっ!!!」


サクッ!!



タル子「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」



「す、凄い!!何の変哲もない団扇がまるで刃物のように・・・」
「頭蓋骨ごと・・・なます切りに?!な、何て恐ろしい技なの!」
「って、何の関係もない通りすがりの一般ピーポーを・・・躊躇なく・・・」
「しかも、満面の笑みだワ!迷いが・・・ない。なんて恐ろしい男・・・」

・・・覚悟!

「ふふふ、この技さえあれば・・・あの男なんか瞬殺です。そして、あの男亡き後、僕の・・・Mogusan.comの時代が!!ふふふ、ふふふふ・・・」
「アンタ、もしも失敗したらちゃ〜んと微塵で責任取りなさいヨ!」
「い、イヤですよ?!微塵なんかしたら死んじゃうじゃないですか!?」

(ククク・・・アホどもがまんまと乗せられおってからに・・・クク、ワイの時代の到来や・・・)

三者三様の想いを乗せ・・・

果たして、の運命やいかに?!

つづく?

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