私の名はアリアン。 歴史の真実を追い求める、体は大人、頭脳は子供な考古学者。 歴史は常に勝者によって語られ、真実は闇へと消える… だが、語られることのない真実の歴史は、必ずどこかに存在するものである。 私はそんな真実の欠片を求め、ヴァナ・ディール各地を渡り歩いてきた。 |
人は私をただの変わり者と呼ぶかもしれない… だが、これを続ければ巣の地図…げふんげふん、探求心が私を貪欲にさせるのだ!! |
世界各地に存在する歴史が綴られた碑文。 そのうちのひとつがソロムグにあると聞き、私はとるものもとりあえず ぼったくりに近いクソチョコボ屋に金を払い、噂の地へと向かうことにした。 人の足元を見る奴らチョコボ屋には、いづれ…(ぶつぶつ |
が、何故かチョコボは私の意から離れ、 まるで何かに吸い寄せられるかのように 私を、とある場所へと導いた… それは、ある種、異様な光景であった… 数10、いや、数100羽ものチョコボが、まるで鮭の産卵のごとく その場所へ集っていたのだ… |
チョコボの足の赴くまま…崖の上へと登った私は そこに、ひっそりと石碑が立っているのを発見する。 そこに記された真実を目にした私は、今この場で起こっている この不可思議な現象の全てを、理解することができた… |
そこには、こう記されていた。 ・ ・ ・ かつて、この地には、チョコボによるチョコボのための帝国が栄華を極めていた。 そう、人呼んで「チョコボ帝国」 当時のサラリーマンの平均年収が25歳にして、2000万という破格の繁栄ぶりである。 都会の一人暮らしで風呂トイレ別の2LDKに住んで、なおおつりがくるという 今となっては信じられない栄華を、この帝国は誇っていたと云ふ。 |
そのチョコボ帝国の頂点に君臨し、ヒューム、タルタル等の人類はおろか、 獣人勢力までをもその支配下につけた、一匹の強大な力を持つ王がいた。 それが、時のチョコボ帝国皇帝「チョコボンガーW世」である。 5つの首と10の足を持ち、そのはばたきひとつでタルタルを500mは吹き飛ばす 凶悪な魔獣の中の魔獣。魔獣の王 人類はもはやなすすべもなく、その下に隷従するしかなかった… |
↑チョコボ皇帝想像図 だがしかし、どれだけ栄華を極めた帝国にも やがて、衰退の時は訪れる |
チョコボ皇帝が病に倒れ、痴呆気味になったのを機に 抑圧されていた人類が一致団結してチョコボ帝国に反旗を翻したのである。 3日3晩に渡る激しい戦争が大地に大量にチョコボの血を染み込ませた。 そして、一人の勇者の手により… 不敗を誇ったチョコボ皇帝は討ち取られ、 帝国は滅亡を迎えることになる… そう、これは…墓碑なのだ チョコボ達の叶わぬ夢と無数の屍を弔うための…墓碑 チョコボ達の無念がひしひしと伝わり、私の頬を熱く濡らした。 ・ ・ ・ |
ってな感じの事が書かれてました〜(゜Д゜)ノ 「…絶対、嘘!」 ・・・・・・・・・。 私の名はアリアン。 真実を求めてさまよう考古学者。 明日もまた、歴史の欠片を求め この広大なヴァナ・ディールの大地をさまよい歩くのだろう… 2002/12/9 |
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