第10話「クリスマス戦線異常なし!」
※曖昧な記憶を元に書いているため、若干事実と異なる部分もあることをご了承下さい。


クリスマス・・・
この甘美なる言葉にいったい幾人の男達が夢を見て・・・
そして、儚くも散っていったであろうか・・・
強者どもが夢の跡・・・

このクリスマスツリーには、過去に散って逝った男達の、
強い怨讐の念が感じられた・・・

クリスマスツリー?

まぁ、所詮は他人事だがね(゜Д゜)y-。oO
所詮は伴天連の行事・・・
常にクールなワイは、いちいちそんな行事ごときに心乱されることは、ないのだ!!

と、ツリー内部に入れるという情報を某サイトから仕入れたので、
何気なく、入ってみたりする

ツリー内部

そして見上げる幾百の星々
なかなかに奇麗だ♪

ククク、いづれこの星々を全て我が手に・・・
「貴方なら出来ます・・・ラインハ・・・(以下略)」
そんな声がふと脳裏によぎったりしていると

ドンっ!!
突然、右肩に衝撃が・・・

「・・・狭いですね〜」
・・・・・・・。

やけに狭いと思っていたら・・・
先客が居ました(汗)
しかも、エル男w;

「なかなか奇麗ですよね〜〜♪」
せやね〜♪中から見上げたら結構奇麗やんなw
「ちょっと狭いですけどね〜〜w」
お、おう・・・2人が限度やな、こりゃ・・・
「ホント、奇麗ですよね〜〜♪」
うん、奇麗やな〜♪

って、何が嬉しゅうてクソ狭いツリーの中で、
むさい男なんぞとほのぼの会話せねばならんのや(汗

い、いかん・・・虚し過ぎるぞ?!
と、未だツリー内部から星々を見上げ続けるロマンチックエル男と別れを告げ・・・

ついに・・・
一年前から練りに練った、あの計画を実行に移す時が来たようだ!
綿密な計算により、絶対ダブルブッキングしないようスケジュールは組んである!(何
野望を胸に、飛空船で一路ジュノへと・・・

待ってておくれ・・・



僕の可愛いミスラ達!!←逝け

ジュノ上層の可愛い子ちゃん(死語)

長いシーフ生活において養った、PT勧誘術の真骨頂を今ここに!!
ククク、まずは一人目、言うなれば前菜でもゲットしておこうか・・・

やぁ♪久しぶり〜♪(にこり
ジュノ下層に素敵なイタリアンレストランを見つけたんだ♪
明日の夜、よかったら僕と2人でフレンチでもどうだい?

ミスラ美女A「ごめ〜ん、明日は彼氏とお出かけなの〜〜♪」
ミスラ美女A「何着て行こうかしら〜?もう悩んじゃうわぁ〜〜」

・・・そ、そうッスか
楽しんで来るといいよ・・・ア、アハハ、アハハハ・・・

と、乾いた笑いを上げている場合ではない!
所詮は路傍の小石に蹴躓いた程度・・・何ら問題ではない、はずだ・・・

ジュノ下層にて

気を取り直して次の獲物に・・・

やぁ♪いつも奇麗だねぇ〜♪
「あら?アリアン君♪ふふ、お世辞はいいのよw」
何を言うんだい・・・僕は常に真実しか口にしないよ(微笑)

「お上手ね♪(///」
よかったら、明日・・・僕とティファニーで朝食でも・・・

「・・・さっき上層で他の女に同じこと言ってるとこ見たけれど?(にっこり」
・・・・・・・・・・ち、違うんだ?!それには訳が!あ、いや、人違いで・・・(滝汗)
「悪いけど、軽い男は好きじゃないの・・・余所行ってもらえる?(にこり」


うぐ・・・こ、この程度のことで・・・く、挫けてなるものか・・・
と、2人目にして早くもな敗色濃厚に凹みかけていると・・・

女の声「なにしてるの〜〜?」
と、突然どこからともなく婀娜っぽい女の声が

声に反応して、振り向くと・・・そこには!?

びーとる装備の美女がw

せ、セクすぃ〜ダイナマイツ!!

よぉし!君に決めた!!

世間話ちぅ

結婚して下さい!!

銀髪ミスラ「おととい来やがれ!」



ぎゃふん!!
・・・しくしく(;Д;)

いちゃつくカップル発見

じゅ、ジュノは駄目だ・・・都会の洗練された女どもは百戦錬磨・・・
ワイでは歯が立たん・・・(涙)

傷心のまま飛空船に乗り込もうとすると、そこにはイチャつくカップルが・・・
うぐぅ・・・それはワイに対する嫌がらせか?!
負けるものか!負けるものかぁ〜〜〜〜!!(号泣)

夕焼けの告白

一路サンドへ・・・

船着き場のおね〜さん♪

そしてマウラへ・・・

ウィン名物光る花

そして最後に辿り着いたのは・・・ウィン・・・

「・・・キレイ♪(うっとり)」
なぁに・・・君の方がキレイだよ・・・





(以下割愛)

ミーゴおね〜さま

つまり・・・だ。
二兎を追う者一兎も得ず・・・つまりはそーいうことだね
と、辿り着きたるはミーゴおね〜さま
もう僕には君しか居ない・・・数珠でも何でも上げるから・・・

ミーゴ「ん〜〜なぁに〜?クリスマス〜?」
ミーゴ「もう合コンの予定入れちゃってるのよね〜」

合コンてアンタ・・・w;

ミーゴ「ふふふ、今度こそたった一人の人を見つけるの・・・」
ミーゴ「ちなみにちょっと聞くけど、貴方、今いくら持ってるのぉ?」

・・・へ?10万とちょっとですが・・・それが?

ミーゴ「お金持ってない男はお呼びじゃないの」
ミーゴ「いい子だから数珠だけ置いて帰りなさ〜い♪」


金か?!結局は全て金なのか?!
と言いつつも、ちゃっかり"泥棒ミスラの子分"との称号だけはいただくことに・・・
うぅ・・・こうして貢ぎ続ければいつか・・・
いつかきっとフラグが!!
(フラグって何だ・・・?!)


どよ〜〜〜ん

クリスマスなんて嫌いだ・・・

しくしく・・・


こうして、クリスマスに夢を抱き、敗れ去った男が一人・・・
暗くじめついたモグハウスの片隅で、
独り寂しく三角座りで涙するのであった・・・

2002/12/24

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