それは、ある晴れた日のことだった。 ひょんな出来事から子供の姿になってしまったアリアン 元の姿に戻る手がかりを求め、サルタを散策中のことだった。 それは −−−唐突に −−−−−−訪れた。 |
ふと前を見ると、放し飼いにしているペットのアンソニーの姿が。 おいおい、そんなとこに居たんかい? まったく、エサ時までには帰って来いとあれほど言うといたのに・・・ あんまフラフラしとると、凶悪な密猟者に狙われるで? と、少し呆れ気味に近づいて行ったら・・・ そこに・・・ 彼女が居たのだ。 |
アリアン「き、君は?!(驚愕)」 アリアン「って言うか・・・」 アリアン「あ、アンソニィィィィーーーーーっ!!!(涙)」 だが、アリアンにとって真に驚愕すべき出来事は・・・ 愛ペットをいきなり無残にも撲殺されたことでも・・・ 目当てであった絹糸を強奪されたことでも何でもなく・・・ |
目の前に立つ、この少女・・・ ま、まさか・・・ ・・・い、いや しかし・・・ |
ひょっとして・・・ ひょっとすると・・・ |
アリアン「ハナコか?!」 この赤い毛・・・ そして人を睨みつけるような険悪な目つき・・・ そう、忘れもしない・・・ 10年前に生き別れた・・・ それ以来、行方も生死もつかめなかった・・・ 我が最愛の妹ではないか!!(ががん) ※兄妹の契り!鯖を越えた交流はコチラへ ハナコ「・・・お、お兄さま??」 ハナコ「・・・生きてらしたのね(ちっ)」 アリアン「・・・今、舌打ちしたな?!舌打ちしたやろ?(睨)」 |
ハナコ「そ、そんなことは些細な問題だわ!」 ハナコ「・・・ずっと、ずっと」 ハナコ「会いたかったわ!お兄さまぁ〜(涙)」 |
アリアン「何やちょっと前にすでに再会しとるような気もするけど・・・」 ※冒険日記補足参照 アリアン「・・・探したで!この10年!!」 アリアン「そして、会いたかったぞ!妹よ!!(涙)」 |
ハナコ「お兄さまぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 |
アリアン「妹よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」 |
長かったこの10年・・・ 平和な日常を突如切り裂いたオークどもの襲撃により、 離れ離れになってしまった兄妹・・・ 互いの行方も生死も分からぬままに、月日は流れ、 しかし、一時とて忘れることのなかったその温もりを・・・ 感動の再会に溢れる涙もとめどなく 熱き抱擁をかわすその瞬間が・・・ 今!まさに! |
まさ・・・に??? ・・・って |
げはぁっ!!(吐血) |
・・・何故、殴る?(汗) |
ハナコ「お、お兄さま・・・死んじゃった(涙)」 ハナコ「・・・う、うぅ・・・ひっく、ひっく(号泣)」 って、お〜〜〜い!! |
ハナコ「うわぁぁ〜〜〜〜〜〜ん!!!(泣きダッシュ)」 ・・・お〜〜〜〜い |
アリアン「・・・・・・・・・。」 薄れゆく意識の中 アリアンは確かに妹のクスクス笑いを耳にした。 ・・・ような気がした。 つづく |
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