第3章:ギデアス親善大使
※曖昧な記憶を元に書いているため、若干事実と異なる部分もあることをご了承下さい。


ウィンダス水の区ガード詰め所。
ここに、ウィンダス出身者なら知らぬ者は居ない、タルタル3人組がいる・・・
彼らの名は"TRIO・THE・CHUPA-CHUP'S"
ウィンダス連邦の誇る優秀なるガード達である。

しかし、彼らには目下ひとつの悩みがあった・・・

困っタル〜

パンナ隊員「隊長〜〜・・・ここんとこミッション受けに来る冒険者、来ないッスね・・・」
モキョキョ隊長「危険なミッションばかりで誰もやりたがらんしな・・・」
ダゴザ隊員「このままじゃポイントで森の区の3バカミスラに負けちまうぜ?」

そう、彼等は他の区のガード達とある賭け事をしているのだ。
つまり、1週間で何人の冒険者にミッションを受けさせられるか、という賭けを。
先週は森の区のミスラガード組に僅差で破れ、今週もまた苦戦を強いられている・・・
水の区ガードの誇りにかけて、2週連続で敗れるわけにはいかない!!

パンナ隊員「でもなぁ・・・3バカミスラは色仕掛けで冒険者をモノにしてるって言うし・・・」
ダゴザ隊員「そうなんだよ、オレらってちょっとウリが弱いかんな。隊長弱そーだし・・・」
モキョキョ隊長「何か言ったか?ダゴザ隊員?・・・ボーナス減らすぞ?」

ダゴザ隊員「あぁっ!!た、隊長!見て下さいよ!冒険者が来ましたよ!!(汗)」

冒険者登場

ダゴザ隊員(おい、見ろよあの凶悪そうな面・・・絶対悪党だぜ)
パンナ隊員(あ、オレ、あの人知ってますよ!ほら?シャントット博士の弟子の・・・)
ダゴザ隊員(うぇっ?!アイツかよ・・・そーいやアジドマルジドの友人だよな?)
パンナ隊員(しかも、泥棒ミスラの子分ッスよ!)
モキョキョ隊長(どっちにしろ、ろくでもない奴であることは確かだな・・・)

おい!

アリアン「オイ!・・・何をごちゃごちゃ言うとんや?」
アリアン「ワイの顔に何か付いとるか?あぁん?」

パンナ隊員(ひいぃ!た、たたた、隊長!!こっち来ましたよ!!)
ダゴザ隊員(う、うわっ!ど、どーすんだよ?何とかしてくれよ隊長!!)
モキョキョ隊長(お前らな・・・こんな時ばかり私を頼るな・・・)

モキョキョ隊長(いいか?これはチャンスだ。)
モキョキョ隊長(こーいうろくでもない奴ほど危険を恐れたりしない)
モキョキョ隊長(それに、もし死んだところで誰も困らんしな・・・)
ダゴザ隊員(おぉ!さっすが隊長!考えることがエグいぜ!)

モキョキョ隊長「えぇと・・・君は確か・・・アリアン君だったかな?」
アリアン「ん?そうやけど・・・ワイの名前知っとんか?(きょとん)」
モキョキョ隊長「あぁ、もちろん。君のあくみょ・・・ゴホン!君の噂はかねがね(にこり)」
モキョキョ隊長「ところで、偉大なる黒魔術師である君に・・・頼みたいことがあるんだよ」

モキョキョ隊長は、自分達が現在陥っている抜き差しならない状況を説明し・・・
ヤグードとの友好関係を維持するため、毎月献上品をギデアスへと運搬する。
限りなく危険なミッションを・・・アリアンの冒険者としての腕を見込んで頼み込んだ。
もちろん、可能な限り下手に出て、相手をおだてることも忘れない。

アリアン「よっしゃよっしゃ!まぁ、任せとき!」
アリアン「大船に乗ったつもりで凱旋を待っときぃや♪」

かくして、アリアンはギデアスへの献上品を受け取りに鼻の院へ・・・



ダゴザ隊員「・・・アイツ、絶対バカだよな」
モキョキョ隊長「・・・そーだな」

鼻の院屋上

ここは、鼻の院屋上。
ギデアスへ献上品を運搬するミッションを受けた冒険者は、
例外なく、ここでヤグードへの献上品を受け取ることになる。

彼の名はリーペ=ホッペ、鼻の院所属の魔術師である。
ヤグードへの献上品である食料と飲み物、この二つを渡してくれるのだ。

アリアン「すんまへ〜〜ん、ちょっといいでっか〜?」
リーペ「何だっぺ?あ、ミッション受けた冒険者の人だっぺか?」
アリアン「あ、うん。ミッション用のアイテムを受け取りに・・・来て、ん・・・けど・・・」

アリアン「・・・って?!」

うりふたつ

・・・似てんな

ギデアスへゴー!

何はとまれ、ミッションを受けたアリアン
受けたからには完璧に成し遂げるのが男ってもんである。
急いでギデアスへ!

ギデアス

走りに走って辿り着きたるはヤグヤグ教の聖地、ギデアス。

さっさと献上品を渡して、ワイの優秀なとこをあのガードどもに見せ付けるか〜
と、献上品受け取り係のヤグードを探して奥へと進むアリアンであったが・・・

ふと・・・彼の身にとんでもない事態が!

ぐぎゅるる〜〜

ぐぎゅるうぅ〜〜〜〜


アリアン「・・・は、腹減ったな」

あまりにもギデアスに急ぎ過ぎたせいであろうか、
まだ昼にもなってないのに腹が減ってきたアリアンである。

アリアン「くうぅ・・・腹減って動けねぇ!!」
アリアン「し、仕方ねぇ・・・背に腹は代えれねぇ・・・」

食べる

Alian は、だいじなもの・ヤグードへの献上品(食料)を食った!

アリアン「ふぃ〜〜♪生き返る〜〜〜♪」
アリアン「満腹満腹♪・・・と、喉乾いたな・・・」

飲む

Alian は、だいじなもの・ヤグードへの献上品(飲料)を飲んだ!

アリアン「ぷっはぁ〜〜♪命の水ってやつだね〜〜♪」

逆ギレ

アリアン「下がれ! 私はウィンダス口の院、魔道院の院長アジドマルジドの友人だ!」
ヤグ「タルタル風情が粋がる・・・ぐはぁっ!」

ないものはない!

ヤグ「一人で乗り込んでくるとは、度胸があると言うか無謀というか・・・」
ヤグ「小僧、ここに来たからには献上品をちゃんと持って来たのであろうな?」



アリアン「そんなものは・・・無い!!」



ヤグ「・・・なにぃ?!」

アリアン「貴様ら下等なヤグードどもにくれてやる物なぞ・・・」
アリアン「これっぽっちも存在せぇへんのじゃ!!(びしぃ)」

・・・黙れ!

そう、ヤグードなどと手を結んだところでいいように利用されるだけに過ぎない。
そんなことぐらい、神子様も分かっているハズなのだ・・・
したがって、献上品なんぞ必要なっすぃんぐ!

アリアン「今月は献上品は納めない!それがウィンダスの意志と知れ!」



ヤグ「口のまわりにご飯粒がついてんのは気のせいケ?」
アリアン「・・・ぎくぅ!(汗)」

ヤグ「・・・食ったな?」
アリアン「・・・・・・・・・。」

逃げ!

ヤグ「あっ!コラ!!逃げるな!!」






英雄の凱旋

アリアン「献上品、きっちり渡して来たで〜〜♪」

モキョキョ隊長「お?早かったな。ご苦労だった。」

ランク2

モキョキョ隊長「今日から君もランク2だ。これからもよろしく頼むよ!」

アリアン「・・・も、もちろんや!ま、任せとき!!(余所見)」


かくして、めでたくランク2になれたアリアンではあったが・・・
この日、ヤグード国議会において「献上品を納めなかった不届きなタル」事件が報告され
ヤグード王国が近日、ウィンダス連邦へと宣戦を布告する
その、引き金となったとかならなかったとか・・・
・・・真実は闇の中である。

つづく


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