W:ジ・タ会談−前編−
※曖昧な記憶を元に書いているため、若干事実と異なる部分もあることをご了承下さい。


この世には2つの世界がある。
光と闇が相反するごとく、またコインに表裏があるように
世界にも「表」と「裏」の世界が存在している。

その「裏」の世界にて
この日、ひとつの歴史的会合が開かれようとしていた。

そう、決して「表」の世界の住人に知れることのない、歴史的会合が・・・

・・・

「表」の世界で三大国家の勢力争いがあるのと同様
「裏」の世界にも永らく続く勢力争いが存在している。

ウィンダスを拠点とするマフィア『ケロン=ファミリア』
バストゥークを拠点とするギャング『ハナコ=ファミリー』

である。

長年に渡り、醜い闘争を繰り広げてきたこの2大勢力のボスが
宿怨を忘れ、この日聖地ジ・タにて和平会談を開催することとなった。

そして、世紀の大魔道士として裏の世界にも顔の利くワイが
仲介人として2人の間に立つこととなったのだ。

・・・よく来たな

そして、ここジュノ港にて2人を迎える・・・

アリアン「ご機嫌麗しゅう・・・ドン・ハナコ。今日はまた一段とお美しい(辞儀)」
ハナコ「ふん、気の利かない社交辞令なんて時間の無駄。さっさと会場に案内なさい」

さすがは、女だてら裏組織のトップに君臨するだけのことはある・・・
思わず小便をちびってしまいそうになるほどの威厳だ。
これは気を引き締めてかからねば・・・

・・・でふ

待つこと数分、また1人参加者が現れた。
ケロンファミリアの女幹部プルルンである。

プルルン「相変わらず品のない顔だこと・・・、日頃の粗暴さが窺い知れますわねでふ」
ハナコ「ガングロ小娘なんてお呼びじゃないの・・・田舎にでもお帰りなさい(にこり)」
アリアン「・・・ま、まぁまぁ・・・飴ちゃんあげますから2人とも落ち着いて!(汗)」

ハナコプルルン「お黙り!!」
アリアン「ひ、ひいいぃぃ!!」

・・・あわわ

早くも剣呑な雰囲気・・・
どうにかせねば・・・

そう思ったその時!
三人目の参加者が颯爽と登場した

はろはろ〜

モグさん「はろはろ〜〜♪遅くなってごめんね〜^^」

そう、ケロンファミリアの下っ端幹部モグさんである。

ハナコ「約束の時間も守れない男なんて最低ね・・・お話にならないわ」
モグさん「ごめんごめん・・・ハナコさんがお気に召すかと思ってケーキを買ってたんだよ」
プルルン「そ、その包み紙は?!グルメ情報誌『パラダイス』で特集されてた!!」
ハナコ「行列のできるシェフの店!あ、アトリエ・ド・フロマンジューのケーキ?!」

さきほどの剣呑さはどこへやら・・・
甘いものの前に目を輝かす2人である。
まったく、これだから女ってやつは・・・

・・・それはそうと

プルルン(そ、それはそうと・・・ケロン様はいったいどうしたでふ?)
モグさん(い、いや・・・それが、いつものことながら・・・ね、寝坊で遅刻・・・)
プルルン(ちょ、ちょっとそれは・・・まずいんじゃなくって?(汗)

ハナコ「それはそうと・・・ケロンはどうしたの?」
ハナコ「まさか・・・この大事な会合に遅刻するとか言うんじゃないでしょうね?」

・・・ぼ、僕に考えが

モグさん(や、やばい・・・ボスの面子を守るためにも・・・ど、どうにかしなきゃ)
プルルン(ど、どうにかってどうするつもりでふ?!あ、あの女・・・怒ると何しでかすか・・)
モグさん(ま、任せて!ボクにいい考えがある!!)



モグさん「い、いやだなぁ・・・ハナコさん!」
モグさん「ボスならさっきからそこに居るじゃないですか!」

・・・え?!オレ?

ケロン(偽者)「アッハッハ!待たせたねハナコちゃん♪v」
ケロン(偽者)「ん〜〜いつもながら何てチャ〜ミングなんだ君は!参ったね!(照)」
ケロン(偽者)「そんな君のハートにシールドバッシュさ☆(キラン)」


アリアン「・・・盾持ってへんやん(ぼそり)」

・・・

ハナコ「・・・・・・喧嘩売ってんの?」

モグさんプルルン&アリアン「ひいぃぃぃぃぃーーー!!」

ケロン(偽者)「アッハッハ!怒った顔も素敵だね!そんな君にメロメロさ!v」
アリアン「いいからお前はもう黙れぇぇぇぇ!!!(汗)」

ジ・タ

激怒するハナコを何とか宥め、会場の聖地ジ・タ

果たしてアリアンはこの世紀の会合を成功させることが出来るのであろうか?!

つづく

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