私の名はアリアン。 ウィンダス各院も一目を置く偉大なる黒魔術師である。 |
私がそこらの平凡な黒魔術師と一線を画している理由はただ一つ。 現状に満足せず、常に新たなる魔法の開発に心血を注いでいるからだ。 そして、私が天才と呼ばれている由縁も・・・ つまりは、それを為し得ることが出来ることにある。 |
日々辛く厳しい黒魔術の修行を重ね、究極魔法ブレイズスパイクも取得した が、その程度で満足できる私ではない。 レベルキャップもあとわずか、レベルは12まで上げきった。 そろそろ、新たな魔法を生み出す時が来たようだ・・・ そう、私にしか使いこなせない究極の禁呪を生み出す時が! テレポ、デジョン、そしてエスケプ これらの移動魔法の理論を解析し、合成して新たな魔法を作ることにしよう。 |
そうと決まれば、実験あるのみ! 親友アジトマルジドの許可を得て口の院にて魔法実験を行う。 長く辛い修行の日々が始った・・・ |
壁にぶち当たった時は、最愛の師に教えと叱咤を請い・・・ シャントット「あら?そんなことも分からないの?この馬鹿弟子が」 シャントット「あんまり無能だと、わたくし、ブチ切れますわよ。」 |
そして、山篭もりをして瞑想する・・・ もう少し・・・もう少しで何かが掴めそうだ!! ポク・・ポク・・・ポク・・・ チーーーーーーン!! |
閃いたーーーーーっ!! |
ククク、ついに・・・ついに手に入れたぞ!究極の力を!! |
見るがいい愚民ども!!我が力を!! と、アリアンの体が眩い光に包まれ・・・ 今、必殺の・・・ |
テレポ・・・ ナナ・ミーゴ!!(何ぃ 世界広しといえども、この魔法を使える人間は私だけだ。 ミーゴおねーさまへの究極の愛と忠誠心・・・ そして魔法の触媒として使用したヤグードの数珠×4・・・ 世紀の天才たるこの私にのみ使いこなすことの出来る究極魔法が今まさに!! 光がおさまれば・・・ そこは・・・ |
せ、成功だ!! 光がおさまった時、目に入ったのは我が憧れのミーゴおね〜さま♪ ふふふ、成功も成功!大成功だ!!私は成し遂げた!!! これでいつでも数珠が貢げる!!(どどん) アリアン「やりましたよ!ミーゴおねーさま!!」 アリアン「貴方様の一の子分・・・お呼び下さればいつでもどこでも駆けつけられます♪」 ナナミーゴ「なぁに?アンタ?分けのワカンナイこと言わないでくれるぅ〜?」 ナナミーゴ「アンタなんかお呼びじゃないの・・・ガキはどっか行きなさ〜い」 アリアン「ガキ・・・ガキてアンタ・・・大の大人捕まえてそりゃーないでしょ・・・」 |
・・・って、アレ? |
・・・な、なん |
です |
とーーーーっ!? 魔法は成功したが、何故か子供の姿になってしまったアリアン 果たしてこれからどーなるのか・・・ つづく |
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