第12話「女将軍の秘密〜ゲルスパ温泉巡り編〜」
※何となく左寄せにしてみました。見やすい?


賓客として長らく滞在を続けたサンドリア王城であったが、
さすがに年越し間際のこの時期は皆大掃除でおおあらわなのであろうか
道行くメイド達も忙しさのあまり、国王の賓客として招かれている
私への挨拶もそこそこに自らの本分を全うしている。

実に感心なことだ。
この国の輝かしい未来が目に浮かぶようで、私も心軽やかな気分であった。

さて、いくら暇だからといって掃除の邪魔こそすれ手伝うなどもってのほか、
城内でも散策しようと、風の吹くまま気ままにぶらぶらしていた時のことだった。

ふと通りかかった部屋の手前で、
私はいささか高圧的と形容せざるを得ない調子の声で呼び止められたのだ

女の声「おい、貴様!暇なら少し私の話を聞くがよいぞ!!」

扉の前にて

・・・我が耳を疑うとはまさにこのことである。
国王の賓客として招かれたこの私に対する、あまりに横柄な態度・・・
しかし、声の正体に気付いた時に私は、なるほど・・・と納得せざるを得なかった。
そう、声の主は今や飛ぶ鳥も落とす勢いの女将軍クリルラ・V・メクリュ様だったのだ。

私がこの無礼にいささか表情を険しくしていることに、気付いてか気付かずか
・・・将軍は言葉を続けた。

女将軍「私は温泉の水を所望する!貴様・・・今すぐに取ってまいれ!!」

身の程を知れ!

・・・この女、たとえ女だてらちょっとばかり剣の腕が立つからといって、
少しばかり、図に乗ってはいまいか?
高圧的な態度に出れば、力なき者が全て言いなりになるとでも思っているのであろうか?
片腹痛いとはまさにこのことである。
・・・身の程を知らしめてやる必要があるようだ


私は、少し背筋を伸ばし、女将軍を見据えて言い放った

仰せのままに〜〜

ははぁ!仰せのままに!!


って、アレ?(汗)
体と口が勝手に・・・(滝汗)
な、何ゆえこの私がミスラでもないただのエル女の言いなりに?!
な、何故だ?!何故なんだぁーーーーーっ?!(愕然)


□アリアン隠しジョブ特性(スクワェア公認)□
ミスラ好き
銀髪ミスラ大好き
姐御系キャラに弱い
隻眼女に弱い


・・・ぐはっ(吐血)

げるすぱ温泉入り口

てなわけで、やって来たるは今巷で噂の、

げるすぱスパーガーデン!

約120種類もの豊富な温泉と楽しいアトラクションで一躍有名となった観光地である。
今や地元のサンドリアンのみならず遠くはウィンダスから訪れる人も少なくないと云ふ・・・

ちなみに名物は"もみじ天ぷら"
紅葉した葉を油でサッと揚げ、子供から大人まで楽しめる・・・(以下略)

とまぁ、それはともかくとして・・・だ。
問題は・・・この星の数ほどある温泉の中から、
クリルラ様がお気に召す泉質の湯を見つけ出さねばならぬということか・・・
まさに、神が我に与えたもうた試練・・・
見ていて下さい、きっと見つけ出してみせます!

うたせ湯

まずやって来たのは、修験者にも大人気な打たせ湯。
どれどれ・・・

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
泉質:酸性含硫黄カルシウム硫酸塩温泉
効能:高血圧、婦人病、神経痛など
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


・・・う〜〜〜む、違うな・・・ここじゃない・・・

洞窟温泉

次にやって来たるは、人気スポットのひとつである洞窟風呂。
暗がりの中、燃え盛る炎がシックな雰囲気を醸し出す風情ある風呂だ。
なになに・・・

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
泉質:芒硝重曹泉
効能:神経痛、五十肩、冷え性、痔疾など
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


違う・・・これでもない・・・もっとこぅ、美肌効果満点な温泉がどこかにあるハズだ!
美の探求者たる私にはちょっとした妥協すら許されない!
奥だ!きっとさらに奥地に進めば素晴らしい温泉があるに違いない!!

と、奥へと進もうと洞窟風呂から出たその時!

キャーーーーーーーっ!!

絹を切り裂くような悲鳴が辺りに響き渡った
何事かと、キョロキョロと周囲を見渡した私の目に飛び込んできた光景は・・・

のぞき魔現行犯

なんと!オークの着ぐるみを着た変質者が更衣室に乱入していたのだ!?
しかも中に居たのはどうやらミスラ・・・しかも銀髪・・・
これは助けねば!!

果敢に変質者2人組に立ち向かい、激闘を繰り広げるアリアン
ミスラの着替えを覗こぅたぁ、何て羨ま・・・いや、許し難い野郎どもか!
正義を愛する紳士アリアンの静かなる怒りの鉄拳が炸裂し、変質者は見事お縄に!

恐かっただろうけど、もう大丈夫だよ(微笑)
と、恐怖に震える美女を安心させようと、優しく微笑んでみたりする。

誰かと思ったら・・・

・・・って、君か(溜息)

予想に反して、中に居たのは我がフレンドとーる
まったくもって助け損とはこのことだ・・・ふぅ
つか、さっきの悲鳴は変質者の方が上げた悲鳴か?!

いざ温泉へ!

まぁいいか・・・ここで会ったが百年目!
性格はともかくとして、見た目だけなら見目麗しき銀髪ミスラ
一緒に風呂に入らない手はない!(何

ふふふ・・・実はこの奥に素晴らしい温泉があるのを知ってるんだ♪
案内してあげやう(微笑←下心満点

ってわけで、まだ見ぬ秘湯目指して一直線!
純情な僕の心臓はもうウキウキワクワク、どきどきパニパニの連続ですよ(゜Д゜)y-。oO
だって・・・混浴だしね!

いい湯だ〜な〜

カッポーーン・・・

ん〜〜、実にいい湯だね・・・
こうして、山頂からの大パノラマを眺めつつ、隣には銀髪ミスラの美女(性格はともかく)
これで酒の一杯でもありゃ申し分ないね・・・いや、ほんと・・・


・・・って


服着たまま風呂入る奴がいるか?!


ぬぅ・・・何と情緒もサービス精神もへったくれもない人なんだ・・・
読者サービスを忘れると、人気が出ないじゃないか!(何

と、何か忘れてると思ったら、クリルラ様のために水汲みに来たんだっけ
さてはて、ここの湯はどーかいな?と、調べてみると・・・

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
泉質:ナトリウムカルシウムオハダスベスベツルツール塩化物炭酸水素塩泉
効能:高血圧症、リューマチ、神経痛、通風、慢性便秘症、糖尿病、超美肌効果など
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


これだ!!

ってわけで、温泉の水を何とかゲット!!

お礼参りだー

目的は達成すれど、どことなく心寂しい18の冬の出来事に黄昏つつ帰途につく2人
しかしまたもや再び、更衣室にてオーク着ぐるみな変質者に襲われる!

変質者「ぐへへ!おにぃ〜さん!裸見せてよ〜〜♪(涎)」

って、ワイかい?!Σ(゜Д゜)
ち、近づくなーー!!気色悪いんじゃぁ!!

と、あっさり撃退!
祈祷師のニンニクげっと!!w

・・・それにしてもよく出来た着ぐるみである

たたずむ美女

このまま帰るのも何か物足りないので、ちっくら観光して行くことにする。
高原から見下ろす下界の風景はまた格別♪
何たって高いところはいい・・・

この世の支配者になったような気分になれるからな!グハハ!
※バカは高いところが好きなんだよね?ってツッコミは却下します。

流れ落ちる滝

そして、ここゲルスパ山の最大の見所がこのゲルスパの滝である。
実に勇壮な光景だ♪
これで、猿でも出りゃぁ申し分・・・と、誰にも分からないローカルなネタはこれくらいに(汗)

とーる「・・・ね、ねぇ・・・吊り橋が揺れて恐いの(涙)」
はっはっは!可愛い奴め・・・ほら、僕の腕を掴んでおくといいよ♪(にこり)
とーる「ありがとう・・・頼りになる男の人って素敵♪(はぁと)」

などと言う、有り得ない出来事妄想したりなんかしつつ・・・

さらばゲルスパ!

貴方のために〜

取って参りました!クリルラ様!!
クリルラ「でかしたぞ!ところで、お主・・・名は何と言う?」
我が名はアリアン・・・人呼んで、悠久なる美の探求者(微笑)
クリルラ「(後半は無視)・・・その名前、覚えておこう。今後も何かあれば頼むこともあろう」
ははぁ!有り難き幸せ!
このアリアン、貴方様の命とあらばどこに居ようと駆けつけてみせますぞ!!
クリルラ「ご苦労であった。もう下がってよい・・・」

こうして、見事に主命を果たしたアリアン

・・・こんな生き方してていいんだろうか(悩)
などと、思いもしないことを考えてみたりする・・・
そんな師走のある日の出来事であった。

2002/12/30

このホームページに記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の登録商標、もしくは商標です。
Copyright (C) 2002 SQUARE CO.,LTD. All Rights Reserved.
BACK < DIARY > NEXT

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送