第6節:黒き絆
※曖昧な記憶を元に書いているため、若干事実と異なる部分もあることをご了承下さい。


----------二日前----------


それは・・・
長旅に疲れた体を癒そうと
モグハウスで休んでいた時のことだった・・・

ピンポーーン!ピピピピン・・・・・・・ポーーーッン!!!
激しく扉をノックする音に、
深いまどろみの中に溶け込んでいた、私の意識は引き戻された。

「アリアンさんのお宅ですか?・・・ククク」

はいは〜い

アリアン「何や?新聞なら間に合っとるぞ」

少し不機嫌になりつつも、ドアを開けると、そこに・・・
やたらと怪しげな黒服の男が立っていたのだ。

黒服の男「いえいえ、私、(株)アックダーカンパニー社の者です・・・ククク」

ククク

アックダーカンパニー・・・聞いたこともない社名である。
不審に思うアリアンには構わず、男は言葉を続けた・・・

黒服の男「おめでとうございます・・・」
黒服の男「この度、我が社で新開発された武器のモニターとして・・・」
黒服の男「貴方が全国1万人の中から抽選で選ばれました。」

アリアン「ま、マヂけ?!(ガガン)」
黒服の男「えぇ、マヂも大マヂです・・・クク、クックック」
黒服の男「・・・プロトタイプダガー+1アックダーモデル2001」
黒服の男「・・・お納め下さい、クク」

アリアン「って、アホくさ・・・そんな胡散臭い話を信じるワイと思うか?」
アリアン「帰れ帰れ!騙したいんならもっとお目出度い奴を騙すんやな・・・」

・・・そう、それが二日前の出来事

・・・遅い

と、それと今アリアンが見張り塔に居るのと何の関係があるのか?

そう、男は最後にこう言ったのだ・・・

黒服の男「我が社のモニターをしていただく貴方に感謝の意を表して・・・」
黒服の男「もうひとつ贈りものをさせていただきましょう・・・」
黒服の男「・・・銀髪ミスラ、お好きではないですか?(ニヤリ)」

アリアン「・・・何や、なかなか礼儀っちゅうもんをわきまえとるやないか」
アリアン「気に入った・・・モニターになったろやないか、クク、ククク」

・・・しかし遅い

と、そんなこんなで待つこと数時間・・・

待てども待てどもいっこうに銀髪ミスラは現れず・・・
やはり、騙されたのか?!

そう、疑い始めたその時!!
奴らがやって来たのだ。
黒き絆に結ばれた呪われた地獄の使者が・・・

キサマ等は?!

ロンド「とうとう見つけたぞ!!ありあん!!」

アリアン「な、何ぃ?!き、キサマわっ!!!(驚愕)」

突然、名前を叫ばれ・・・見てみるとそこには
かつて拳を交えた戦友ケロン

そして・・・



アリアン「・・・・・・誰やっけ?」

気まずい雰囲気・・・

・・・・・・・・・。

・・・

アリアン「じょ、冗談やがな!!ひ、髭がないから一瞬分からんかったんよ!!(汗)」

そう、現れたのは銀髪ミスラでも赤髪ミスラでも何でもなく・・・
髭こそ無いが、かつてラムウ鯖の生けるサブリガ伝説!と渾名され恐れられた・・・

あの、悪名高きセクハラ髭おやぢ・・・


Landだったのだ!!(がびーん!)
※生けるサブリガ伝説! →コチラ


ロンド「Londだっ!!(怒)」

ねぇ?^^

ウィンダスを出発して以降、何者かに後を付けられているような気がしていたが、
どーやら、その視線の正体はロンドだったらしい。
はるばるラムウ鯖からここラグナ鯖に舞い下り、
日頃、サイトでお世話になってる人たちに挨拶回りをしていたらしい・・・

そう、そのラスト一人がワイだったわけだ。
簡単に捕まってはつまらんので、はるばるサンドくんだりまでやって来たのは・・・
・・・・・・あえて秘密や(余所見)


と、思わぬ出会いに話し込んでいると・・・

ケロン「ねぇ?さっきから気になってたんだけど・・・」
ケロン「・・・この人、何だろうね?^^;」

怪しい女が・・・

そー言われてみれば・・・
何やら黒装束にマスク姿の見るからに怪しげなエル女が一人
ぽつねん、と3タルの会話を盗み聞きしていた・・・

ロンド「・・・何だコイツ?すごい不審人物だな」
アリアン「めっちゃ人相悪いしな・・・絶対ろくでもない悪人に決まっとるで!」
ケロン「・・・小悪党に悪党呼ばわりとわねv」

じーーーー

じぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜

・・・な、なに?!

エスカ様(・・・な、ななな、何?!何なのこのガキども?!)

アリアン「こんなとこでコソコソしとるっちゅうんはよっぽどの悪事を働いたね!」
アリアン「ま、体は子供でも頭脳は大人のワイにはお見通しや!!」

エスカ様(やめてっ!やめてよっ!!そんな目でアタシを見ないでっ!)

ケロン「・・・そのネタほんとに好きだよね?^^;」

エスカ様(ま、まさか・・・あのことを知って・・・う、嘘よ・・・)

ロンド「って、ただのスリだろ?サンドクエストの?」

エスカ様(・・・絶対にバレっこないわ・・・落ち着くのよエスカ!!)

アリアン「いやいや、甘いねロンドはん・・・この人相の悪さは間違いない・・・」
アリアン「2、3人は殺ってるね!!」

そうよ!

エスカ様「そうよ!!アタシが殺ったのよっ!!!」

エスカ様「だって・・・だって・・・憎かったのよ!!アイツが!!(涙)」
エスカ様「アタシを弄ぶだけ弄んで捨てたあの男が・・・(号泣)」
エスカ様「死体はバラバラにして桜の木の根本に埋めたわ・・・」

なにぃ?!

な、なんですとーーーっ?!(ガガン)

しゅるるるる〜

ケロン「・・・と、驚きのあまり思わず黒い絆を^^;」

アリアン「・・・ぐっはw;」

・・・いい天気だね

アリアン「・・・聞かなかったことにしよう」
ケロン「・・・うん、そーだね^^;」
ロンド「・・・そうしよう(汗)」

かくして、サンドリア警視庁史上最も不可解とされ、延べ500人もの捜査員と
捜査に7年もの月日を費やした難関事件は・・・
人知れず闇へと葬り去られた・・・

黒き絆を交わした3人のタルタル
一人はみんなのために・・・
みんなは一人のために・・・
生まれた時は違えども、死ぬ時は同じ・・・
誓いを胸に、3人は晴れ渡ったロンフォの空を
いつまでも、いつまでも眺め続けるのであった・・・

つづく


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