終節:さらばロンド
※曖昧な記憶を元に書いているため、若干事実と異なる部分もあることをご了承下さい。


ついに・・・出会うべくして出会ってしまった3タル
黒き絆を交わしたその瞬間より・・・

3タルの意志とは関係なく・・・
世界を巻き込む運命の歯車は、

軋みつつも、
ゆっくり、ゆっくりと回り始めたのである・・・

キキキ!

コウモリ怪人「キキキ!キィーーッキキキ!!見つけたゾ!光の勇者ども!」

アリアン「コ、コウモリが喋った?!(ががん)」
ケロン「ラグナワールドの動物はよく喋るからねv」
ロンド「・・・そーいうもんか?!」

もっと驚けよ!キキー!!

コウモリ怪人「キキー!勇者アリアン!!貴様の大事な者は預かった!キー!」
コウモリ怪人「返して欲しくば、ゲルスバに来るがいいキィーーーッ!!」

大事な者・・・いったい誰のことだろうか?(悩)
・・・ジョディちゃんか?それとも、メグちゃん?い、いや・・・サンドのウィノナちゃん?!


ど、どれや?!どのミスラや?!!!(激悩)


ロンド「・・・アンタの頭はミスラだけかいっ!(ツッコミ)」


アリアン「・・・・・・それ以外に何がある?(きょとん)」
ロンド「聞いた私が馬鹿だった・・・」

はぁぁぁーーっ!

大事な者を奪われたアリアン
ミスラを愛する心の奥底から、
ふつふつと沸き上がる怒りが頂点に達したその時!

秘められていた真の力が・・・ついに解放されたのだ!!

アリアン「究極まで燃え上がれ!ワイの小宇宙よ!!」

そして、あまりに激しいアリアンの怒りを目の当たりにしたせいか、
ケロンの体にも異変が起こり始めた!!

ぴっか〜〜ん☆

ぴっかぁーーーーーーっん!!


ケロン「・・・こ、この力は」
ロンド「ま、まさか・・・」



アリアン「セブンセンシズ?!(がびーん)」

いざゲルスバ!

期せずして第7番目の感覚に目覚めてしまった勇者ケロンを筆頭に、
いざ行かん!ゲルスバへ!!

がくっ

真の力に目覚めた2人のタルとそのお供1人にかかればオークなどはまさに瞬殺!
待っててくれ!ワイのサンドラちゃん!!

ロンド「だから誰よ?サンドラって?!」
ロンド「てか、誰がお供だ!誰がっ!!(怒)」


一方その頃

休憩ちぅ

ケロン「あれ?どーしたのその短剣?」
アリアン「ふふん♪ええやろ?何か知らんオッサンに貰ってんけどな・・・」
アリアン「斬れ味ええんでめっちゃ気に入ってんねん!」
アリアン「・・・それに何か知らんけど、すっげぇ気分ええし♪」

ロンド(・・・何かすげー凶凶しいオーラが出てるんですけど?(汗)


呪い効果ゼロ!


何はともあれ、この奥に囚われの美女がっ!!
急ぐ一行の前に新たなる敵が・・・
いや、アリアンの身をとんでもない事態が襲ったのだ!

キャーーーーーっ♪

オーク(乙女)「きゃぁぁぁぁ〜〜♪か〜わ〜い〜い〜〜♪」
オーク(乙女)「アタシったら、運命の出会いに今とってもふぉーりんラヴ♪」
オーク(乙女)「抱いてぇぇーーーーっん♪(はぁと)」



ぎぃやぁぁぁぁーーーーっ!!


アリアン「よ、よよよ、寄るなケダモノ!!あ、あっち行けぇ!!(涙)」

・・・し、死ぬかと

思わぬ貞操の危機に瀕するが、からくも撃破に成功・・・ぜぇはぁ(滝汗)

ケロン「せっかくの女性ファンを無下にするなんて・・・」
ロンド「まったくだね・・・邪険にするにも程がある・・・」

アリアン「・・・・・・き、貴様ら、見てないで助けろや(号泣)」

と、半泣きになりながらも、先へと進もうとした・・・その時!

死ぬがいい!

ゴルゴ(・・・死ぬがいい!勇者アリアン!!!)

はっ

巧妙に隠れたヒットマンが、その銃口をアリアンの心臓へと定め、
今まさに引き金を引こうとした、その瞬間!!

アリアン「・・・ハッ!?」

直感でヒットマンの気配を感じ取った!

タッタッタ!

アリアン「危ないっ!!ケロン殿ぉっ!!」

引き金は引かれ・・・非情なる銃弾がその命を絶たんと近づいてくる・・・
それはまさにコンマ数秒の世界だった・・・

アリアンの脳裏に一瞬、倒れ伏す戦友ケロンの姿が横切る・・・

だ、だめだ・・・
間に合わない?!

その瞬間!友を想うアリアンの正義の心が奇跡を呼んだ!!
そう、この瞬間に究極のジョブアビリティーに目覚めたのだ!!


今、必殺の・・・



アリアン「ロンドシィィィィルドォォーーッ!!(ずがーん)」
ロンド「何ですとぉーーーっ?!」

・・・ぱたり

ケロン「・・・ロンド殿、僕をかばって(涙)」
アリアン「・・・泣くな、泣いたらアカン、ケロン殿(涙)」
ケロン「そうだね、僕が悲しんだら、天国のロンド殿に笑われるねv」

ロンド(・・・おい!コラ!!何をふざけたことを言ってやがる!!)

・・・安らかに

アリアン「戦士の魂よ、永遠なれ・・・」
ケロン「ありがとう、ロンド殿。君に貰ったこの命、決して無駄にはしないよv」

アリアン「あぁ・・・そして、ロンド殿をこんな目に合わせた奴に復讐せんとな」
ケロン「だね、仇は取らなきゃ^^」

ロンド(・・・って、お前だろ!!お前がやったんだろぉが!!(怒)

・・・

かくして・・・光の勇者ロンドは倒れた。
邪なる闇の刺客が放った一発の凶弾によって、その儚き命を散らしたのだ。
そう、友をかばって・・・

志半ばにして、そして、帰りを待つ娘を残して逝ったロンド
その無念は必ず・・・
残された2人のタルは、彼の無念を心に刻み・・・

そして、迎えるのであった。
新たなる旅立ちの刻を

第7章:完

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