----------コンシュタット高原---------- バルクルム砂丘を東に抜けると広がる、広大な高原地帯 (株)グスタベルク電力が10年がかりで完成させた、約50機もの風車は、 今や、バストゥーク共和国120万世帯に電力を供給する 世界一の電力発電施設として、その名を轟かせている。 かどうかは別として・・・ そのコンシュタット高原を何の前振りもなく疾走する一人の男がいた。 男の名はアリアン 希代の大魔術師として各地に名を馳せている(と本人は思っている)男だ。 |
アリアン「るん♪るんるる♪るんるんる〜〜ん♪んっふっふ〜♪」 よく耳を澄ませば、鼻歌なんぞを歌っている。 彼はいったい何故に全力で走っているのだろうか?! 謎は深まるばかりである・・・ |
と、何を思ったか急に立ち止まったではないか?! どうやら高原に咲き誇る美しい花に目を奪われてしまったようだ。 花に見とれるとは・・・悪名高きこの男も案外キレイな心を持っているのかもしれない・・・ アリアン「・・・・・・ククク、クク、ええもん見っけたわ」 アリアン「これで、演出はばっちしやな・・・ククク」 と思ったが・・・よくよく耳を澄ませば聞こえてくるのは、何やら胡乱なセリフである。 乱暴に花を引っこ抜いた彼が、向かった先には・・・ |
何と、そこには一人のミスラ美女が?! 信じがたいことだが、どうやらデートの待ち合わせをしていたようだ。 ナンパ成功率の低いこの男には、まさに奇跡とも言えるべき快挙である! と、何やら気障なセリフを吐きつつさり気なく、先ほど手に入れた花を渡している。 なるほど・・・ここで一気にムードを盛り上げる作戦か?! ガラナ「・・・いらないニャ(ぽいっ)」 アリアン「ガーーーーーーーーーーーンっ!!」 ・・・憐れ一撃死(涙) |
と、そのまま2人が連れ立って入って行ったのは・・・ 今流行りの心霊スポットグスゲン鉱山である。 デートスポットには程遠いこの地に、何を血迷ってやって来たのであろうか? 少し、アリアンの心の声に耳を傾けてみよう・・・ アリアン「ククク・・・お化けでも出てビビかしたら、もう一発やな・・・ンクク」 アリアン「キャーーーーこわぁ〜〜い!!あ、あれ?何でこんなにドキドキ?!」 アリアン「・・・ひょ、ひょっとして・・・あたし、この人に恋してるの?!(胸キュン)」 アリアン「ってな寸法や!!(どどん!)」 ・・・この男、聞きしに勝るアホである。 |
お?!さっそく出たようだ!!(どろどろ〜〜) 見たところ子供の霊であるようだ・・・ ・・・おや? ガラナ「階段の途中で立ち止まるんじゃないニャ!邪魔だニャ!」 どうやら子供の霊くらいでは驚かないらしい・・・ |
ならばもっと恐ろしい奴を見せてやる! とばかりに勢い勇んで奥へと彼女を連れて行くアリアン もちろん、スニークがかかっているのは言うまでもない・・・ |
恐怖!逆さ吊り男!! 肝の座った男でも、初めてこれを目にした時は恐怖のあまり失禁することもあると云う・・・ |
が!? ガラナ「・・・どうしたニャ?天井なんか見つめて??」 アリアン「・・・で、出たぁ?!さ、ささささ、逆さ・・・お、おおおお、男が・・・(がたがた)」 ガラナ「・・・???(きょとん)」 |
ガラナ「あ!キノコ?こいつが恐かったのニャ?」 ガラナ「アクティブだけど安心するニャ!退治したニャ!!」 アリアン「・・・ちがっ(汗)」 まさか・・・まさかとは思うが、この女・・・ |
霊感ゼロ?! |
憐れアリアン見事に惨敗・・・ アリアン「・・・とほほ、作戦失敗や(涙)」 だがしかし、転んでもタダでは起きぬ男アリアン 次なる計画に向けて・・・ つづく |
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