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Ⅸ：始まりの丘に
※曖昧な記憶を元に書いているため、若干事実と異なる部分もあることをご了承下さい。

そして辿り着きたるは、あぁ懐かしきガルカン丘

その昔、駆け出しのソーセージ職人として日々修行にあけくれたのだ。
貧困に耐え、兄弟子達の執拗ないぢめにもめげず
ただひたすらにソーセージ印可を目指し、ライバル達を謀殺した日々

右も左も分からなかったあの頃
この丘の焚き火の周りには･･･そう、出会いがあった

強くなり、そして時が経つにつれ忘れ去られて行く、あの頃の想い･･･

始まりの丘･･･
冒険者アリアン、そして大魔術師としての道を歩み出した記念すべき大地

う～ん、実にメモリアルである。

さて、感慨に浸るのもひとしお

今日は、バス一のソーセージ職人の名を欲しいままにしたこの私が
その極意の何たるかを伝授することにしよう！

----------★アリアンのお手軽クッキング講座★----------

本日のレシピ：『ガルカンソーセージ』

用意するもの：羊×１
推奨調理スキル：黒１３

アリアン「は～い、みんな～♪メモの準備はいいかなぁ～～？」

アリアン「まずは活きのいい羊を一頭用意しま～す♪」
アリアン「そして、生きたまま一気に強火で･･･」

アリアン「焼き殺す！」

アリアン「いいですか？コツは一撃で殺すこと！」
アリアン「そうすることで、羊の肉の風味を逃がさずに留めることができるんですね♪」

アリアン「あとは羊を焚き火にセットして、一晩かけて～～」

アリアン「焼く！！」

アリアン「朝になれば･･･はい！美味しいガルカンソーセージのか～んせ～い♪」
アリアン「おっと･･･ＨＱ品が出来てしまったようですね♪」
アリアン「みなさんも頑張れば、美味しいソーセージが焼けるようになりますよ♪」
アリアン「必要なのは･･･そう、料理を愛する心！」

料理長ゼブ「･･･成長したな、アリアン･･･お前に教えることはもうない」
料理長ゼブ「海に出ろ･･･荒れ狂う世界の海に！」

アリアン「うん･･･オレ、海に出る！そして･･･きっとオールブ･･･（以下略）」

さて、そうと決まれば長居は無用！

旅立ちを前にバスの友人に別れを告げ･･･

向かう先は･･･

偉大なる海の入り口･･･

セルビナ！

アリアン「セルビナよ･･･私は再び帰ってきた･･･」

希望に燃えるアリアン

だがしかし･･･この直後、とんでもない恐怖体験に襲われようなどと･･･
この時、アリアンは、まだ･･･知るよしもなかった。

つづく

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