敵の卑劣な策略により、勇者セレスを失った一行。 ケロン「それでも・・・僕らは行かなくちゃならない」 勇者ケロンの指揮の下、さらなる絆を深めた4タル。 目指すはゲルスバ奥地に眠ると云われる究極の秘宝ゲルピース! |
だがしかし・・・向かう先はトテトテオンパレードの危険極まりない場所だった・・・ 4タルがいくら強固な絆で結ばれようと・・・超えられないトテトテの壁 アリアン「マイッチングやな・・・」 プルルン「でふ。」 この窮地を切り抜ける策はないか・・・ 思案に暮れる4タルの頭に、同時に思い浮かぶある一つの作戦 ムラッチ「・・・残された手段はこれしかありませんね」 ケロン「ふふ・・・みんな考えは同じだねv」 アリアン「手のひらに思い付いた作戦を書いて、いっせ〜のせっで見せ合おうや!」 プルルン「面白そうでふ!!」 それぞれ、自分の思い付いた作戦を手のひらに書き・・・ 号令のもと、見せ合う4タル・・・ そこに書かれていた言葉は・・・ |
ケロン:ムラッチを囮に! プルルン:ムラッチさんを囮に! アリアン:ムラッチはんを囮に! ムラッチ:メタルギア作戦! 4タル『・・・・・・。』 ケロン「・・・メタルギアで行こっか」 アリアン「うん・・・それがいいよね。」 プルルン「でふ。」 ムラッチ「・・・・・・。」 驚くべきことに、深い絆に結ばれた4タルが出し合った作戦は一致していたのだ! 敵に見つかることなく、あらゆる障害物を利用して隠密裏に行動する・・・ 究極のメタルギア作戦が開始された。 ・・・が |
オーク第14偵察小隊「敵発見!敵発見!本隊に報告せよ!!」 ムラッチ「し、しまった!!?」 アリアン「や、やばい!通報される前に仕留めるんや!!」 何と敵の偵察部隊によって発見されてしまったのだ! 即座にこれを排除するも・・・時すでに遅し 発見の報は敵の本隊へと通報されてしまっていた。 |
続々と送り込まれる敵戦闘部隊 ムラッチ「くっ・・・何とか切り抜けないと・・・」 アリアン「ど・・・どうすりゃええねん・・・か、数が違い過ぎるで(汗)」 ケロン「泣き言を言ってる場合じゃない・・・やるっきゃないだろ!」 かくして、4対多数の激闘が開始された・・・ |
アリアン「安心しろ・・・あんたの背中はワイが守ったる!」 ムラッチ(背中を見せるのに、こんな不安な人は始めてです・・・) |
襲い来るオーク戦闘部隊を千切っては投げ、斬っては捨て、歌って踊ってはにかんで・・・ 戦闘が始まって・・・かれこれ1時間以上が経過したにも関わらず、 一向に減る気配を見せない敵部隊に、4タルの疲労は極限に達しようとしていた。 ムラッチ「くそっ・・・いったい何匹居るんだ!?キリがないぞ・・・ぜぇはぁ」 ケロン「もう少し・・・もう少し頑張れば・・・きっと・・・勝機が・・・うぐっ・・・」 アリアン「諦めたら最後や!援軍を信じて戦うしか・・・くっ・・・さっきやられた傷が・・・」 プルルン「援軍なんて来ないでふ!ぷる達・・・きっとここで死んじゃうんでふ(号泣)」 ムラッチ「馬鹿っ!誰が死なせるもんか!誰一人・・・死なせたりしない!」 |
ムラッチ「うおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーっ!!」 ケロン「む、ムラッチ?!何を?!」 アリアン「ま、まさかっ?!馬鹿な考えは止せっ!!」 |
ムラッチ「誰一人死なせない・・・そう言ったでしょう?(微笑)」 プルルン「い、いやでふ!そんな・・・ぷるも一緒に討死にするでふ!!(絶叫)」 ムラッチ「馬鹿なことを言うな!さ・・・行け!行くんだ!走れ!!」 プルルン「いやでふ・・・そんなのいやでふ・・・見捨てるなんて・・・できないでふ(滝涙)」 ムラッチ「みんなが助かるためには・・・これが一番なんです。分かって下さい・・・」 ムラッチ「それに・・・ボクは死ぬとは言ってませんよ。必ず・・・生きて戻ってきますから」 ムラッチ「アリアンさん・・・彼女を・・・頼みます・・・」 アリアン「あぁ・・・分かった・・・彼女はワイに任せろ。」 ムラッチ「また今度・・・いつもの酒場で4人で朝まで飲みましょう(微笑)」 アリアン「おう・・・約束やで。行くでぷるはん!彼の思いを無駄にしたアカン!!」 プルルン「い、いやぁぁぁーーっ!!むらっちさぁぁぁぁーーーん!!(涙)」 |
皆を生かすため、敵の只中にたった1人残った勇者ムラッチ 彼の思いを無駄にしないために、3タルは必死になって走った・・・。 いったいあれからどれくらい走ったのだろうか・・・ 夢中になって走るうちに・・・ふと気がつけば、周りに敵は居なくなっていた。 そして、一緒に走っていたハズの勇者ケロンの姿も消えていた。 |
プルルン「ここはドコでふか?」 アリアン「さぁ・・・ワイもよくしらんのや。」 プルルン「みんなはドコでふか?」 アリアン「・・・・・・・・・もう、おらんのや。」 プルルン「でふふ!!??」 2人が辿り着いた場所はいったい何処なのか?! そして、勇者ケロンの安否やいかに・・・ つづく |
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