男「アリアン君アリアン君・・・」 男「あんまりボ〜〜〜っとしてると・・・」 男「・・・喰われるよ?」 聞きなれた男の声音にふと気がつくと・・・ 何故か見知らぬ場所に立っていた。 ・・・あ、あれ?あれれ?今日はジャコ=ワーコンダロ様との結婚しょy・・・ あれ??いや・・・確か、和平会談の後に・・・ツェールン鉱山で?? 急に頭痛が・・・うぅ、頭が痛い・・・てか、いったい今までワイは何を(悩) 何故だかここ数時間の記憶が靄がかかったようにハッキリしない・・・ と、思い悩むアリアンである。 アリアン「何かよく分からんが目の前にミミックが・・・」 アリアン「あぁ!なるほど・・・こっちが夢か(納得)」 と、納得しかけたが・・・ |
アリアン「って、のあぁぁぁ?!み、ミミック?!(がびーん)」 ムラッチ「・・・ちっ、今一歩のところで失敗か」 ケロン「残念!あこぎ樽ミミック生け贄計画失敗v」 アリアン「って、な、なななな、何を言ってんだ貴様ら?!」 アリアン「人が記憶を失ってるのをいいことに・・・ななな、何をしようと?!(ガクガク)」 アリアン「てか、お前誰だ!!」 ふと、横を見ると見覚えのないガキが・・・ まだオムツも取れてない乳臭いガキである。 ジル「こんにちは!僕はジル君だよ♪^^」 アリアン「あ、あぁ・・・ジル君ね、はいはいこんにちは」 金髪タル・・・誰かと面影が似ているのは気のせいでふか?! ん〜〜〜〜、誰だろう思い出せそうで思い出せないでふ・・・でふ?! |
ムラッチ「悩むのは構わないけど・・・悠長に悩んでる暇はないと思いますよ〜」 アリアン「誰だ・・・誰かの血縁に・・・んん〜〜〜〜〜って、アレ??」 ふと気がつくと、何やら倒れているムラッチさん そして目の前には迫り来るミミックの巨大な牙が!? アリアン「のあぁぁぁぁぁぁ?!ず、ずるいぞ!何自分達だけ死んだフリを!?(焦」 アリアン「あ、やば!ちょ、ちょい待ち!ワイは食っても美味く・・・え、えとあの・・・(ぱたっ」 |
間一髪・・・死んだフリ成功! ケロン&ムラッチ&ジル「・・・ちっ」 アリアン「・・・なに舌打ちハモらせとんねん!?(汗)」 |
死んだフリで敵の目を誤魔化し、何とか脱出に成功! しかし・・・意識のないワイを連れまわし、あまつさえミミックの餌食にしようなどと・・・ こいつらホントに友達なのか?!(疑惑 アリアン「ふぅ・・・危うく死ぬとこやったわ(汗」 ジル&ムラッチ「・・・・・・。」 アリアン「・・・何か言えよ(涙目)」 |
温厚なワイの堪忍袋にも限度がある! こいつらに友情の何たるかを叩き込んでやろうと、そう思ったその時! ケロン「分かってない・・・ちっとも分かってないな、君は(溜息」 ムラッチ「・・・ですね。アリアンさんのためを思って僕達がどれだけ苦労したか・・・」 アリアン「な、なんやねん・・・ワイが何を分かってないって言うねん?!」 ケロン「ロマンを・・・共有したかった!たとえ意識がなくても、僕らは仲間だから!」 ムラッチ「オイオイ、こんな奴に何を言っても無駄さ」 ケロン「この奥には、伝説のお宝が!巨万の富が眠っているんだ・・・」 ケロン「そりゃ一歩間違えれば死ぬことになるかもしれないけど・・・」 ケロン「君ならついて来てくれると信じたから・・・」 アリアン「・・・な、なんやて?!きょ、巨万の富・・・た、宝の山(うずうず)」 ケロン「改めてお願いするよ!一緒に宝を手に入れに行こう!v」 ムラッチ「・・・ふん、臆病者に用はないぜ」 た、宝・・・お宝の山・・・そう、ロマン! ワイがこうして旅に出たのも、全てはロマンを手に入れんがため! つまりお宝!そして金!世の中金が全てや!ミスラも |
アリアン「みんな・・・ゴメン・・・ワイは、ワイはやるで!やったるで!!(どーん)」 ケロン&ムラッチ&ジル(・・・ちょろいな) |
そうと決まれば必勝を期して! やったるで〜〜♪ |
やったるでったらやったるで〜♪ |
と、タルタル族に古くから伝わる勝利の踊りを神に捧げ いざ逝かん!お宝いっぱい夢の国!! |
アリアン「いくで!!」 この先にお宝の山が!!毎日あくせく働かなくても遊んで暮らせるだけの巨万の富が! んふふ・・・まずはハーレムやなw カザムに豪邸を買って、そこにミスラ美女を・・・ククク、クククク・・・ ついさっき見ていた夢はただの夢なんかじゃない・・・ そう、正夢だったのだ!!(どどーん) ムラッチ(・・・有り得ない) ケロン(有り得ないね) ジル(・・・・・・ぷぷw) アリアン「・・・・・・何か言いたいことでも?(睨)」 ケロン&ムラッチ&ジル「べっつにぃ〜〜」 アリアン「・・・・・・。」 |
奥へ進むと、大・中・小と3つの大きさの宝箱が・・・ しかし、そこは強欲タル軍団!狙うはひとつ!大きいつづら! |
ハズレるとミミック 2hアビ"死んだフリ"はもう使えない・・・間違えれば命はないのだ 固唾をのみ見守る瞬間・・・ ・・・ゴクリ みな一様に緊張し、唾を飲む・・・ アリアン「ぷは〜〜♪やっぱりお茶は伊○園だね!」 ケロン「・・・それじゃ、行くよみんな(無視)」 ムラッチ「えぇ、思い切っていっちゃって下さい!(無視)」 ジル「僕の運命はケロンさんに委ねるよ!(無視)」 |
・・・あ ケロン「・・・げ」 |
アリアン「だぁぁぁ!!くそっミミックやんけ!!やべっ(焦)」 ケロン「ご、ごめん・・・みんな逃げて;;」 ムラッチ「うはぁ!す、吸い寄せられ・・・む、無理;;」 アリアン「だ、だからあれだけでっかい箱はヤバイって言ったやんか!!」 ムラッチ「そ、そうですよ!僕は小さいのにしましょうって言ったのに!」 ジル「ジル君、真ん中のが良かったです!!」 ケロン「うわ・・・裏切り?!大きいのがええに決まってるやん!とか言ってた!」 アリアン「い、言ってへん!!ワ、ワイは欲深くないから小さいのが・・・って思てたもん!」 ムラッチ「やっぱり大きいのは罠に決まってますよね!引っかかる方がバカですよ!」 ケロン「ひ、ひどっ・・・って、責任転換してる場合じゃなくて・・・」 アリアン「そ、そうや!責任は後で追及するとして・・・」 ムラッチ「そうですね・・・ここはひとまず撤退しましょう!」 ケロン「で、でもどうやって・・・(悩)」 ジル「ジル君が囮になる!!僕だって男だもん!!」 ケロン&ムラッチ&アリアン「それだ!!」 |
かくして、尊い犠牲により窮地を脱出した3タル お宝の夢破れ、将来有望な若者を失ってしまった損失に肩を震わせるサルタの夕暮れ 彼の犠牲を無駄にしないためにも・・・ 必ずやいつの日か巨万の富を手に入れようと誓う3タルであった。 つづく |
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