第53話:北の地へ−後編−
※曖昧な記憶を元に書いているため、若干事実と異なる部分もあることをご了承下さい。


----------前回までのあらすじ----------

ウィンダスの地で優しいお母さんと一緒に平和な日々を送っていた、タルタル3兄弟 (長男:Muracchi、次男:Keron、三男:Alian) 数年前に父が失踪してからというもの、女手ひとつで3兄弟を育てた優しい母。 しかし、3兄弟のやんちゃっぷりたるや、ウィンダスのみならず遠くサンドリアバストゥークにまで その噂を轟かせるほど。母の過労は極限に達し、ついには重い病にかかって倒れてしまうのでした。

3兄弟はおろおろとあわてふためきました。お母さんが死んじゃう!!

アリアン「どうしよう・・・お母さん死んじゃったら、これから誰がココア作ってくれるの?」
ケロン「バカっ!僕たちを置いてお母さんが死ぬわけないだろ!」
アリアン「でも・・・ちっとも良くならないじゃないか!どうすればいいんだよぅ・・・ぐすん」

途方に暮れる兄弟たち。しかし、そんな中で長男だけはしっかりとしていました。

ムラッチ「錬金術を習いましょう。そしたら母さんだって治せますよ^▽^」
アリアン「いや・・・そのネタで行くには兄弟ひとり多いし・・・」

ザルカダッシュ!

かくして、3兄弟は母の病気を治すため、遠くザルカバードの地を訪れたのでした。
そう、いかなる難病をも治すと伝えられる伝説の妙薬を求めて。


ムラッチ「って、前編と話繋がってませんよ?!繋げる気もないのに何で2話構成にしてんですか?!」
ケロン「・・・・・・まぁ、いつものことだし(苦笑)」

ヴァズ石ゲットだぜ!

伝説の妙薬を求めて彷徨い歩くうち、3兄弟は不思議な場所に辿り着きました。
そこには、煌々と光を放つ巨大なクリスタルが宙に浮いていました。三男アリアンは、家計の足しになるかもしれない・・・ との建前でもってその欠片をこっそりと懐へと仕舞いました。

するとどうしたことでしょう。頭の中に"声"が伝わってきたのではありませんか!
それは、クリスタルから伝わってくるようでした。

クリスタル「コンニチハ、ぼくクリスタル。君は何か探し物をしているようだね、どこにあるか知ってるのかい?」
アリアン「お母さんの病気を治せるお薬を探してるんだけど・・・どこにも見つからないんだ。どうしよう(涙)」
クリスタル「お母さんが大好きなんだね君は。よぉし、ぼくが薬のある場所を教えてあげよう!」
アリアン「ホントに?!やったぁ!ありがとうクリスタルさん♪」

・・・

クリスタル「あれれれ?でも困ったぞぉ・・・」
アリアン「ど、どうしたの?クリスタルさん(汗)」

クリスタル「君は無類のミスラ好きのようだね。しかも銀髪好き・・・困るんだよねぇ、それは」
アリアン「え?!えぇっ?!な、なんで?どうして困るの?!(あせ)」
クリスタル「う〜ん、ぼくのクリスタルパワーはミスラ好き相手には効力を発揮しないんだよ・・・」
アリアン「そ、そんなぁ・・・(ぐすん)」

腹話術かよっ

クリスタル「あ!でも安心して!ひとつだけ方法があるんだ!!ぼくのクリスタルパワーの源は、ガルカンパワーなんだ。 君のお兄さんのひとりは無類のガルカ好きのようだねv」
アリアン「うん・・・趣味悪いからホントはやめて欲しいんだけどね。まるで変態趣味だよ・・・恥ずかしい。」
クリスタル「へんたっ?!・・・ゴホン。えぇと、君のお兄さんのガルカを想うパワーだけでは足りないんだ。だから君にもちょっと手伝ってもらわなきゃなんないんだ。」
アリアン「えと、何をすればいいの?」

クリスタル「君のお兄さんはいつかきっとガルカの神秘を解き明かす旅に出ることになる。その時は君も協力を惜しまないこと! それから、ガルカのフレンドを彼にいっぱい紹介すること!」
アリアン「う、うん・・・そんなことでいいなら。」

ケロン「やったねv」
アリアン「えっ?!Σ( ̄□ ̄;」
※兄Keron:通信講座『誰でもなれる腹話術マスター』歴5年。

行きますよ^^

ムラッチ「馬鹿なことやってないで薬探しを始めますよ^^」
ケロンアリアン「はぁ〜〜〜い」

と、長男の一声で団結する兄弟達。

逆らうと槍やら剣やらでケツを突き刺されるのだ・・・逆らいたくても逆らえない。
うちの隣にクラスメイトでもある幼馴染のタルが住んでいるのだが、ここ数週間ほどトイレから人のものとも思えない苦悶の叫び声が聞こえてくる。 なんでも何者かにケツを突き刺されたとか。その前日に長男との約束事をすっぽかした・・・と、泣きながら洩らしていたのが印象に残っている。
※イメージ映像 ⇒ コチラ

どこだろー?

そんな二の舞にはなりたくないので必死に探す次男と三男。

ケロン「どこだろ〜〜?」
アリアン「どこだろね〜」

居た!

ケロン「あっ!!居た!アレだよアレ!」

と、次男の指差す方向に巨大な黒い影が・・・。
そう、ザルカバードに生息しているといわれる伝説の火竜である。

火竜の左翼の付け根に生えていると云われる宝珠。 その宝珠を砕いて薬に用いればいかなる難病も瞬く間に完治し、その魔力たるや死者すらも蘇らせるとも伝えられる伝説の一品だ。

ゴラァ!

アリアン「いけない!僕の歌で封じられると思い込んで怒り狂ってる!!」
ケロン「確かに怒り狂ってるけど、そのネタはきっと誰にも分からないヨ!!」

怒り狂った火竜はもう誰にも止められません。しかし、大好きなお母さんのため・・・3兄弟は恐怖に泣きそうになりながら応戦します。

頑張るんだ!

ミスラを愛する心、ガルカを信じる心、そして偽善に満ちた心。
3つの心がひとつになったその時、強大な火竜の力をも凌駕する力が3兄弟の中に湧き上がりました。

勝てる!

3兄弟がそう確信した・・・その時!
異変はすぐ後ろに訪れていたのです(写真左奥)。

そう、17年前にこの地にて遭難し、サンドリア山岳警備隊の必死の捜索も虚しく、発見されぬまま凍え死んだ・・・。 そしてその後ずっと、魂だけとなり果てても救助を待ち続けて彷徨い歩く・・・

バストゥーク出身の登山家・・・



村山とめ吉さん(享年36歳)の登場だった!

ぎゃぁぁぁ

村山さん(独身)の参戦により一気に瓦解する兄弟たち・・・

ムラッチ「うわぁぁぁ!!って、誰ですか村山さんって!何ですか!死んだじゃないですか!」
とめ吉「助けてくれよぉ・・・助けてくれよぉ・・・お、お前ら暖かいな!なんかムカツクから氏ねwww」

アリアン「う〜ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜」

逃げてぇ〜〜〜

アリアン「う、うぅ・・・こんなところで・・・兄ちゃんだけでも逃げてぇぇぇぇ〜〜!!(ぱたっ)」

火竜「おっと・・・逃がしゃしないよっ!!」


ズンズンズンズンズンズン ・・・ぷちっ
ケロン「へぎゃぁぁぁぁぁっ!!」


・・・遠くで聞こえる次男の断末魔

つべたい・・・;;

ムラッチ「・・・・・・。」
アリアン「・・・・・・。」

ザルカに散る

かくして、母の病気を治さんと旅立ったいたいけな少年達は・・・
ここザルカバードの地で無念のまま朽ち果てた。


そして


世話ばかりかかるクソガキどもから解放された母親は、その後すっかり元気になり、行方不明になった子供達のことはすっかり忘れて サンドリア出身のイケメンエルヴァーンをたらし込んで第二の人生を謳歌しましたとさ。

めでたしめでたし。

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